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はてなダイアリーではナキムシジュリエットというブログでした

東京事変@大阪厚生年金会館

東京事変 live tour 2005 “dynamite!”
2005年2月1日 18:30〜20:30 大阪厚生年金会館(2階O列47番)
教育
1ヵ月振りの大阪厚生年金。着くともう開場していた。入場待ちの列に並び中へ。もうグッズ販売の列がかなり長く出きているが、グッズが欲しいので並ぶ。意外と早く列が進み(グッズの種類少ないしねぇ)すぐに買えた。黒Tシャツ(3000円)パンフレット(3000円)晝海幹音のCD『夢と寝言』(1500円)以上。バッジも欲しかったがすべて売り切れていた。そして会場内へ。2階席は久し振りだ。1階席の後ろよりかは全然観やすいし、中央だったので問題なし。開演を待つ。SEは邦楽や長唄などの伝統的な日本の音楽がかかっていた。いい感じだ。

01.林檎の唄
客電が落ち・・・オーケストラの壮大な演奏が流れる・・・そして林檎の唄の最初のドラムから始まるイントロである・・・それと共に幕が上がっていく。めちゃめちゃカッコええ始まり方だ。もうこの時点でかなりの鳥肌。
林檎が中央、左に亀田さん右に晝海さん、一段高くなったひな壇の左側にピアノが置いてありHZMさんその右側に刃田さん。すごい全体が見やすい配置だ。後ろは灰色の舞台カーテンがかかっており、床は黒と白のブロックチェック。
メンバー全員が緑色の衣装を身に纏っている。林檎は緑のビロードのコートに緑のブーツ、頭には羽だろうか?緑の髪飾り、髪をアップにしてつけている。左手のみ緑色のレース編の手袋と星型のタンバリンを持っている。すごいインパクトだ。カッケーよ林檎!!
他のメンバーも晝海さんは緑のスーツにマーチングの羽帽子にウエスタンブーツ(めちゃめちゃカッコイイ。)亀田さんとHZMさんもビロードの緑のスーツ、刃田さんは袖がカットしてありベストみたい。
元々のりんごのうたより、このアレンジの方がtomobrickはすごい好きだ。そしてギターソロの時に、横からお立ち台が出てくるではないか!!そこにのりギターを弾く晝海さん。カッコイイよ!!ソロが終わったらすぐ台を持ち去るスタッフ。こういうのいいねぇ。

02.入水願い
こんばんわ、東京事変です。と林檎が一言いい、そのまま入水願いに流れ込む。ほとんど棒立ちで何も持たず歌う林檎が印象的だった。そして音の洪水の気持ちよさ。すごいよこのメンバー。

03.遭難
黒のグレッチを林檎が持ち遭難へ。間髪を入れず次の演奏にすすむ。演奏が終わるたびにスタッフがギターを持ってきたりと動いているので、ほんと間がないのだ。こうゆうサクサクとしてるのがいい。

04.ダイナマイト
林檎がコートを脱ぎ捨て動き出す。下はアシンメトリーな緑色のドレスだった。すごい可愛い。そしてdynamite!と書いていてキラキラ光る電飾が上から降りてくる。この電飾1つだけでショーアップされた舞台。ミュージカルを見ているよう。とても心に残った。あと最後に林檎が手を胸の前でクロスしてお辞儀してたのも心に残った。

05.ここでキスして。
いきなり中央の林檎にスポットライトがあたり・・・グレッチを持った林檎が“I'll never be able〜”と歌いだす、またもや鳥肌。観客の反応が物凄かった。さっきまでのdynamaiteでの華やかさからの一転。この緩急がたまらない。

06.秘密(新曲)
林檎が“新曲秘密”と一言言って始まった。ライトが緑一色に。緑って何か今後の東京事変を象徴する色なのだろうか。今までは言うなれば赤か・・・。林檎もギターを持つ。最初のドラムがすごかった。あと晝海さんのコーラスあり。この人の声大好き♪

ミッキータイム。この人は何か流れている時間が違うような気がする。すごい不思議な感じなんだけど、かなり惹かれるのだ。前からブログでちょこっと言ってたけどね。なんか好きなんだよなぁ。ライブでギターを弾いているのをみて余計好きになったよ。“ジュテーム”といいながら、上着を脱ぎだす。下は半袖のシャツでビックリだよ。僕も脱いだんだから、女の子、ブラジャー脱ぎなよみたいな事を言い、林檎にコラッと怒られる(笑)

07.顔
林檎がアコギを持ち、晝海さんとのデュエット曲“顔”へ。この曲はタイトルは日本語なんだけど、歌は英詞なんだよねぇ。晝海さん作曲林檎作詞曲(群青日和カップリング)この曲をCDで聴いて晝海さんに惚れたのは言うまでもないよ。彼のソロアルバムも迷わず買ったよ。なんか、ちょっと震えるような声がすごく好きなんだ。

08.午前8時17分 if you can touch it
晝海さんのソロアルバムに入っている曲。ちょっとテクノチックだった(ような。)ソロアルバムは歌詞がついてないので、どうゆう詞の内容かわからない。残念だ。晝海さんの曲を東京事変でやるのが面白い。この曲でも林檎はアコギを持ってた。

09.母国情緒
マーチング調のこの曲。足踏みしながら歌う林檎。可愛い。あとHZMさんの立ち上がってピアノを弾く姿も◎かなりのtomobrickお気に入り曲。

10.車屋さん
美空ひばりのカバー。DVDに収められているけど、tomobrickは所有していないため初めて耳にする。ピアニカを持ちながら、ちょっと斜めに構えてて、挑発的な感じがとてもよかった。歌い方もコブシのきいた感じ!!

刃田さんコーナー。いきなり「もうかりまっか?」と連発(笑)いかにも、台本どおり、カンペを棒読みしている感じの刃田さんのお喋り。「これチャウチャウ?ちゃうちゃう、チャウチャウちゃう・・・」ってのを頑張って言ってた(笑)関西用MCだね。そして、最後に「それでは次の曲にいきます」なんてちゃんと言ってるし。

11.月に負け犬
いやぁ〜好きなんですこの曲。椎名林檎の2ndアルバムに入ってる曲。晝海さんのフライングVを持つ姿、弾く様にズキューんです。あとすごいベース音がグイグイくる感じが気持ちよかった。音の洪水。

12.同じ夜
はい、すげーよ。この曲やってくれたよ。そういう興奮で胸が高ぶり、思わず涙してしまったよ。いやぁ名曲だよやっぱり。椎名林檎の1stに収められている1曲。“吹き荒れる〜風に涙することも・・・”の所にで本当に風の流れにのっているように動き、ステージ上を彷徨うように歩きながら歌っていた。そして、すごい感情移入して歌っていたように思う。あと、客席に向けられる逆光の演出もよかった。あと上から輪状のライトが降りてきていた。シンプルな感じ。

13.現実に於いて
HZMさんのピアノインスト曲。東京事変のアルバムでもちょうど真ん中に位置するこの曲。あとからセットリストにして見てみると、ライブでもちょうど中盤に差し掛かったところで持ってきている。kの曲はそのまま“現実を嗤う”へ。

14.現実を嗤う
tomobrickが好きな1曲。この曲もサビののベース音、ギター音の爆音加減が気持ちいい。さすらうように歩き回る林檎が印象的だった。

15.I'm Gonna Knock On Your Door(Eddie Hodges)
カバー曲。全く曲名が分からなかったが、“Hey little girl”って歌ってるのだけはわかって、あとその他ちょこちょこ歌詞を聞き取って・・・帰って調べたらこの曲だった。林檎はかなり崩して歌うからねぇ。でもすごい愛らしい声で歌っててキュートだった。

亀田さんのコーナー。亀田さんはファンの方々から、そして林檎からも“師匠”と呼ばれているのね。初めて知ったよ。tomobrickの中では“師匠”=“石田小吉*1なのでちょっと軽い抵抗(笑)でも亀田さんコーナーは面白かった。今朝起きたらすごい素晴らしいお天気で*2ホテルでルームサービスをとったりなんかして・・・ここから亀田さんのトキメキタイムのお話。ホテルの電話に出てくれた女性がすごいラブリーに対応してくれたらしく、見栄をはって“アラカルト”なんぞを頼んでみたらしい。何ジュースだったかな?忘れたけど、ジュースと、あとオムライスも中の具まで指定して横にクロワッサンを添えてとか言ったりして(笑)そしてお持ちしますと言われドキドキして待ってたら持ってきたのは男の人だったと(笑)普通そうだよぉ〜などと言われ、林檎にはただの食いしん坊だと思われてるなどと言われてた(笑)そして、東京事変のために新曲を2曲つつくってきましたと亀田さん。おぉ〜ついには亀田さんまで!!と期待が高まる。

16.Superstar(新曲)
後ろのカーテンが少し開き中には東京事変のトレードマークの折づるが!!

17.透明人間(新曲)
ピアノを大フューチャーしていた。2曲ともびっくりするくらめちゃキャッチーな楽曲である。さすがは色んなアーティストに携わってきただけあるよ亀田さん。かなり心を鷲掴みするような名曲でありました2曲とも。これからの東京事変、期待して間違いなし!と確信したよ。

18.駅前
この曲もtomobrickが好きな楽曲の1つ。短調のピアノから始まり、最後の展開までトータルして好きすぎる曲。これもまた爆音だった。音の洪水。気持ちいいよ。

19.Σ
激しいギターリフから始まる。おぉ?!と思ったらΣだった。またすごいところから持ってきたなぁって感じだが、この曲も色んなゲストを迎えてやったバンド曲だからねぇ。声はエフェクターを使ってた。林檎はギター持ってた。

20.クロール
そしてΣの1コーラスが終わったあたりでそのままクロールへ。(Σ〜クロールとセットリストでまとめた方がいいかもと思った。でも現実に於いてと現実を嗤うは別物なので、それと同じように分けてみた。)

21.丸の内サディスティック
これまた椎名林檎の1stから持ってきたよ。超有名曲ですね(多分)。この曲でもピアニカを持つ林檎。そしてピアノも大フューチャーだった。すごいいい感じに東京事変スタイルに仕上がってた。途中で林檎が大阪〜と言ったんだけど、聞こえなかった。大阪サディスティック?違うか・・・

22.その淑女ふしだらにつき
群青日和カップリング曲。カバー曲でもある。(the lady is a tramp)まくしたてるようなボーカルがやっぱりライブで聴いてもカッコイイ。最後に仮面ライダーみたいに手を回してる林檎。(何か前も見たことあるような??)最後にはまた手を前でクロスしてお辞儀をしていた。

23.御祭騒ぎ
やっぱりこの曲の最初日本語に聞こえないよなぁなどと思いながらきいてた。ファンの方には人気が高いのかな?

24.サービス
拡声器を持ち歌う林檎。この曲では頻繁にオーケストラピットに下りていた。ライブでどんな風にやるのかなぁと楽しみだった1曲。ピアノがめちゃめちゃカッコよかった。

25.群青日和
後ろのカーテンの間に巨大なミラーボールが!!!曲が始まると同時にくるくると回りだした。ちょっとこの曲に抱いていた印象と違うのでびっくりしたり。もっと感情を剥き出すのかと思ったが、意外にあっさりと、でも確実に演奏or歌っていた印象。一番最後に持ってくるとは!!最初でも良かったけどね。グレッチを持ち歌う林檎が◎

EN
刃田さんとHZMさんは東京事変のジャージ。亀田さんはピンクの東京事変のTシャツ、晝海さんは青のTシャツを着用。そして林檎は白のTシャツの袖とか襟元もカットして、ワンショルダーのタンクトップに。あとスカートはベージュのちょっと膨らんだ感じので、靴はピンクのサンダルだった。

01.心
あぁ〜ここで持ってきたかぁと言う感じ。大好きなこの曲。でも真顔で真剣に歌いながらも、客席に手を振るように促してずっと手を振りながら歌うのはどうかと思った。ちょっと・・・滑稽だよ。そういうのいらないと思うけどなぁ。そういう曲じゃないよねぇ。そこが残念だったかな。

林檎が少し話していた。大阪ありがとう的なこと。ここにいる皆さんが大阪の人ではないですよね。ちゃうちゃうって言ってるわけじゃないですよね。それはお察ししますよ。と言ってた。あと、2階のみなさん、時おり見えました。と。(笑)正直だね林檎!!はにかみながらも最後に、好き、好きやねんって言ってたのが可愛かった。

02.夢のあと
やはりこの曲で最後かぁと思うと納得。優しくもあり、ドラマチックなピアノの音色。そしてとても大切に大切に歌う林檎。ラストに向うにつれ高ぶってくる声。感動的だった。とても力強くこの歌を歌っている林檎を見て、これからの東京事変が楽しみになった。

彼女の音楽に触れるようになって5年。そしてようやく実現したライブ参戦だった。3時間くらいやったのかなぁ?と思って終演後時計を見てビックリした。2時間弱なのである。その中でこれだけのものを見せ付けた東京事変の力にまず圧倒された。なにか綿密に練り上げられた一つのショーを見ているような感覚だった。全く無駄がなかったと思う。さくさくと流れるように曲をこなし、でも選曲がかなり緩急をつけたものである、見るものをハッとさせるのである。だから常に新鮮であり、見る側も休む暇もない。これまでメンバーそれぞれが培ってきた経験の賜だろうか。彼らは観客を楽しませ、それでいて自分たちも気持ちよくなる術を知っているんだなぁと感じた。今時点の東京事変が出せる最高のステージングだったと思う。とにかく大満足。そして今後の活動に目が離せなくなりそうだ。