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はてなダイアリーではナキムシジュリエットというブログでした

Scudelia Electro“FINALIZER”@心斎橋クラブクアトロ

●2005年6月14日(火):Scudelia Electro“FINALIZER”:心斎橋クラブクアトロ:整理番号70番

ついにこの日がやってきたか・・・という感じ。心斎橋に向う電車の中でスクーデリアのMDを聴く。難波駅に到着した時にちょうど“Since Yesterday”になって、ホームを歩きながら・・・なんだこの今までに味わった事のない悲しみは・・・と思えてきてちょっと泣きそうになったがグッとこらえる。
開場前にグッズの購入は済ませてしまった。結局、Tシャツ1枚のみ購入。ちょうど、リハ中だったのか、音がめちゃ聞こえてた。霧の200マイルやるんだー。って感じ。知ってしまってちょっと楽しみ減ったなぁと。
開場前に並ばされる階段は相変わらずめちゃめちゃ熱かったが、早い番号のおかげで(ありがとーございます!!)そこから脱出。とりあえずロッカーに荷物を預け、タオル1枚を首にかけてフロアーへ。タオルをかけてSEのライブに参戦するのっていつ以来だろう。初めてSEライブに行った時から2,3回くらいまではもう汗びしょびしょになるくらいのライブだったんだけど、しだいに、それほど汗もかかないようなテンションにお客さんがなってきていたので持参しなくなったように思う。トーベンさん前の位置をキープ。小吉の顔&ギターがバッチリ拝め、テツさんのスティックさばきも拝める好位置だった。がしかし、吉澤さんの顔は、シンセさばきは首をグーッと延ばさないと見えない感じだったのがちょっと残念。
客電が落ちメンバー登場。すごい歓声だった。びっくりした。
小吉が元気かー???と客席に呼びかけ・・・あんまり元気じゃないよー。と思いつつも拳を振り上げてしまう私。じゃっ!!と言ってその場を去ろうとする小吉(笑)あー、いつもの小吉だーと思う。そしてスタート。


01.楽園
ハローハロー・・・ええっっっ???かなり意表をつく感じだよーこの選曲。楽園からのスタート。けっこう最初からガンガン飛ばしていく感じかなぁと思ってたので。この曲を聴いてるとなんか、じわじわーと来るものがあった。なんか色んなことを考えてたね。
02.Live+Drive
03.ミラージュ
きましたよーノリノリ曲2連発でございます。こうノリノリでくると、涙なんかこれっぽちも出ない感じだ。とにかく、今はこの瞬間を楽しもうって気にだんだんなってきた。


MC
さっそくだけど・・・と言ってメンバー紹介してたかなぁ。テツさんは朝からハイオク満タンらしく(笑)あまりにもドラムの音が大きいので、急遽ギターアンプを2つにしたと小吉。はは。あとは、たくさん入ってんなー。げんきんだなー。こんな事ならもっと早く解散って言っとけば良かったかな・・・などとブラックジョークを飛ばす小吉。笑っちゃうけど笑えない感じだよ〜。あとは、めずらしくたくさん練習しましたので、聞いてくださいと。


04.Fade
この曲は歌詞のキレ具合おもろいから好きだ。小吉の歌い方もよかったよ。裏声がよいのよね。
05.Baby Baker Bittersweet
一番新しいアルバムから。演奏も歌い方もラフな感じが◎。
06.Ride on time
これはめちゃめちゃかっこよかった。轟音爆音が気持ち言いのなんの。このメンバーでやる醍醐味って感じだよ。小吉のありえないハイボイスも堪能できるし。コーラスもよいし。素晴らしかった。ずーっと聴いていたい感じだったよ。


MC
開口一番、暑いね〜だったと思う。水を飲む小吉に水かけて〜とおねだりの観客。お友達にはそういうこと人もいますが、僕はお行儀悪いことはしないと。田村さんか・・・。スムルースからお花をいただきましたありがとうございますと小吉。今回の新曲もプロデュースしてるみたいだ。そんだら観客からSEの新曲は?とのツッコミが。で新曲のかわりに新しいギターを持ってきましたとかも言ってたかな。最近は車よりギターをいじるのが楽しいと。
大阪は1個言ったら10返ってくると言ってましたなぁ小吉。歌行っていいですか?と断りを入れておりました。


07.ネオングロウ
おぉ〜小吉がマイクのみで歌いだす。この曲大好きなのであぁやってくれたぁっていう嬉しさと、やっぱりええ曲やなぁってのと、もうこれ聴けるのも最後かぁと思うのとで、ちょっとホロっときた。手を動かして丁寧に歌ってました。そして、サビ終わりのキーボード、泣きメロだね。あの音を聴くとほんとググッとくるよ。
08.SUPER SONIC LEVEL
小吉ギターを持つ。そして・・・このイントロ。うわー。うわー。うわー。きたーきたー。ほんとにここで泣きべそかいた。すんごい聴きたかった。あぁ、私もスクーデリアにSUPER SONICな恋してんだよー。なんでスクーデリアと過ごす時間が続かないのかなぁ。あぁ。君在りし日の思い出を探す旅に出るんでしょうか。あと何回だってこの曲を聴きたかった。やっぱり解散なんていやだ。そう思った。でも仕方が無いよね。
09.Monday's Been Killed By Yesterday
吉澤さんVo曲。この曲はハーモニーがちょっとクセがあって面白いよね。あぁ、小吉とのハーモニー、もう聴けないのか・・・いちいちナーバスになってたなぁこの時。


MC
今後のリリースの予定ですが・・・と言ったので一瞬びっくりした。そうか、ベストCD&PV集DVDの発売のことか・・・SUMMER RAINは2種類PVあるけど、どっちが入ってるかわからない、とか、Don't you want meのPVもあったことを今思い出したとかさー。ほとんどノータッチっぽいなぁと。なんだかちょっとガックリ来た瞬間だったなぁこの時。その程度なのねぇと、正直思ってしまった。小吉はちょくちょく大阪に来てるらしく、カレーうどんがお気に入りらしい。吉澤さんが最近のお気に入りは?と聞かれてた。今日の昼はカレーうどんを食べましたとか言ってたなぁ。小吉はここ1年はラーメン食べてないとか言ってたよ。あのラーメン好きが??吉澤さんが最後に声が小さくなっていく様がかわゆかった。また新曲は〜?みたいに客につっこまれてたよ。まぁ気が向いたら、とかうまくかわしてたかな。気が向いたらって・・・今までのあなたを見てるとそう簡単に気が向かないだろうなーと思いますが。つまりないってことか。


10.MISS
曲が始まって一瞬にして空気が変わった。ほんと変わった。この曲の持つエネルギーは凄いと思う。込められた思いってのも凄いだろうし、オーディエンスが抱く思いってのも凄いと思う。まさに名曲中の名曲だね。全身に言葉がメロディが、沁み込んできてボロボロないてしまった。最初はけっこうテンポ遅めかなぁと思った。バンドイン後はオリジナルより少し早いテンポって気がしたなぁ〜そのアレンジ?がけっこうツボだったかな。
MISSが終わって、あと1曲です。と言う小吉。えーっ??と言う観客。嘘ですと。なんだよー。なんだよー。なんだよーーーー。
11.GOOD BYE NAUTILUS -さよならノーチラス号
こちらもアレンジされていて、あの印章的なイントロがなく、一瞬なんの曲かわからなかったよ。アウトロはかなり聞かせてくれたよ。
12.200 MILES AWAY -霧の200マイル
これもアレンジされてて、オリジナルよりもかっこよい感じだった・・・あんまり覚えてないんだけれども。すんませーん。


MC
ほんと今までありがとう。と小吉が言ってた。この言葉を聴いたときに、あぁ、もうクライマックスに突入なんだぁ・・・って思い知らされた気がした。


13.Rock'n roll missing
このミニアルバムからはやんないのかなーと思ってた矢先だった。おぉって感じだ。こちらもマイクのみで歌う小吉。手に持って右に左に動きながら歌ってた。
14.PHOTOSYNTHESISE
吉澤さん曲。そして、コーラス小吉。あぁこのハーモニーが聞けないのか…また思ったよ。それくらい、この2人のハーモニーが好きなんだよ。
15.Cry
ここから一気に駆け抜けるんだろうなぁと予想させるようなCry。世界を笑う日が〜のところでハハハハと高らかに笑っていたよ小吉。
16.Moonbase
途中トーベンさんがvoをとっていたよー。一緒に歌ったんだ私も。大声で歌った。
17.Truth-Japanese Edit
最後の曲ですと小吉。最初の鼓動?のような電子音、そして小吉が何やらギターでやってて、なんだこの曲?と思ったら、Truthのメロディーをギターソロで弾きはじめる・・・・もうがーっと鳥肌がたった。ほんとにすんばらしかった。ブラボーもんだった。あぁ、あぁ、やっぱり最後は最初に戻り、永遠に続いていくんだ・・・なんかわけのわかるようなわかんないことを思いながら一人納得し、もう見入って聞いてしまった。もちろんボロボロ泣きながら。ほんとに素晴らしかった。


本編終了。けっこうあっさりとはけてしまう・・・


EN1
PA席に居た寺田さんがステージ上に。寺田さんから一言、小吉に言っておくみたいな感じで・・・俺が離婚したら小吉も離婚して、俺が再婚したら再婚して、第一子が生まれたら生まれて、第二子が生まれたら生まれて、猫飼ったら猫飼って・・・みたいなことを言ってた。寺田さんは常に師匠ですからと小吉が答える。そして、また機会があればやりましょう?みたいなことを寺田さんが言って、けっこうブラックなこと言いますねーとか小吉が言ってた。
そして吉澤さんに。僕は奥さんも子どももいないけれど・・・と言って、シンセの上に貼ってあったセットリストの紙を剥がし、これが僕の子どもみたいなもんだから、と泣きながら言ってた吉澤さんに思わずもらい泣き。そうだよなー。10年も連れ添ってできたたくさんの子どもたちなんだよね。その言葉を聴いた時に、吉澤さんはやめたくなかったのかなー、って勝手に妄想してしまった。そんなのわかんないけど、大切な子どもをこれからももっと育てていきたかったんじゃないかなぁって勝手に思ったよ。そして、小吉が、解散コンサートしようよって吉澤さんに言ったら、“キャンディーズみたいでやだよー”と言ったとか。その世代だからね〜と吉澤さん。
そして、“君達僕たちに素晴らしい日が来ますように…”と小吉が言って・・・
18.BETTER DAYS
あぁ、その言葉を聴いた時にだれもが、これはBETTER DAYSだなぁと思っただろう。私は何度この歌詞に励まされたことか。私にとって特別な大切な曲だよ。


EN2
用意している曲は次の曲で全てです。ふったらでてくるかも、と小吉。そして、10年間ほんとうにありがとう、万感の思いで歌いますから・・・と言って・・・
19.霧雨
あぁ〜この曲でラストか…解散ライブなんてカラッとした気持ちでは帰れるわけない。あえて濡れるような曲で、泣き濡れてってことかなぁ。そして静かに終焉に向っていくような向わせるような曲か・・・複雑。どちらかと言えば、Truthで終わるのがよかったかなぁ・・・小吉は以前からアンコールの曲を用意するなんてのは、おこがましいなんてことを言ってたけど、このラストライブ、FINALIZERでこそ、それを体現してほしかったなぁ。全てを本編にぶちまけて欲しかった。もちろん、アンコールで姿をみたいってのはあるんだけれど。

あぁ生でScudeliaElectroを聴ける機会は私の前からもうなくなってしまうんだろうなぁ。でも10年間で彼らからもらったものはとても大きかった。なくなってしまうものをいくら欲しがってもどうしようもないんだなー。ライブ後にそう思わされた。SEと出会えたこと、SEの音楽に触れられたことそれに感謝したい。ほんとに素晴らしい子どもたちを、SE工房からこの世に送り出してくれてありがとう。いい音楽ってのは、いつまでたっても色あせることはないはずだよね。SEの音楽はいつまでも私の中に流れ続けるよ・・・Truth。