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はてなダイアリーではナキムシジュリエットというブログでした

リリパットアーミーⅡ『夜の姉妹』

★2007年7月6日(金)リリパット・アーミーⅡ『夜の姉妹』初日:ワッハ上方:【19:05〜21:00】
ワッハまでリリパの男女入替え劇『夜の姉妹』を見に行ってきました。リリパのお芝居を見るのは約2年振り!それも初日って初!!なんか独特の空気がありますね初日は。お客さんは8割〜9割くらい入ってました。女性がやや多めですが、男性もけっこう多い感じ。物販ではコングさん&はっしゃんが軽快トークでさばいてましたよ。パンフレットが1500円で、あとは写真立てがあったかな。ブロマイド?入りでね。それはちょっと欲しかった>のだしんかせんださんの♪それから前回見に行った時の男がDVD化していて3000円だったかな?気になりましたが今回は何も購入せず。以下ネタバレあります。ご注意を

5分押しくらいでコングさんのちょっと気持ち悪い館内放送でスタートです。
舞台はドイツのバーデン王国。セットは中世ヨーロッパテイストのガーデン。中央に扉があり、その周りにが階段が施されていました。最初に登場したのは・・・バーデン王国のマルガレーテ王妃(曽世海児さん)もうね、息を飲むぐらいに美しいんですけど!!!今回の芝居では、曽世さんが出てくる場面では終始彼ばっかりを見ていたような気がします。さすがはStudio Lifeの役者さんですね。彼は1度、王立寄席“荒波次郎”って芝居で拝見したことがあったり、TVでStudio Lifeの芝居を見たことがあったりって感じでしたが。今回でマジ惚れた。背も高いし、ドレスとゴールドの巻き髪がめちゃめちゃ似合って美しい・・・。うわーん。ステキ。そして男爵夫人には朝深大介さま。ちょっとゴツイ感じですけどもw、なんだかいそういそうー!!青いドレスがステキでした。2人で子守唄を歌いながら赤ちゃんをあやしていましたよ。
バーデン王国のラインハルト皇太子にはファントマ美津乃あわさん!!何度か拝見してますが、皇太子役もよくお似合いでした。普段の妖艶なあわさんのイメージはなく、自由奔放で明るい皇太子のイメージを作り上げてました。バーのシーンでもちょっと浮いてる感じのキャラが面白かった。いつものメイクは健在ですよ。そしてドイツを旅行中のフランス人劇作家デュマに生田朗子ねぇさんですよ!ちょっと腰を曲げて分厚い眼鏡をつけ、終始オタクっぽい?キャラに徹している生田ねぇさんはすごいなぁと。これまた役者魂に感心でした。そして、ラインハルト皇太子の婚約者でイタリア人のローザ姫役に野田晋市さま!!もうねーちょうかわゆいんですけど!!喋り方とかもウザかわで!!!媚び媚びな感じがたまらん!!のだしんやっぱ大好きだー★今回は何気に出番が少なくて、途中『ちょー暇なんですけどー!!』って台詞がありましたが、本当に暇そうだった(笑)ローザ姫はマルガレーテ王妃とは対照的なキャラでしたけども、どちらも甲乙つけがたいくらいステキでしたね。
そして、男爵夫人が出資してる女学校の生徒にコングさんや浅野さんの姿が!!ステキなレディになるべく日々お勉強をしているようす。で、はっしゃんが女教師役ヨゼファですよ(爆笑)ロッテンマイヤー先生風のいでたちと、手にはお仕置用の指揮棒(笑)はっしゃんが登場した瞬間会場から笑いが起きてました。ふふふー。いやぁ、こうきたか!と。まさに適役でしたね。女生徒のコングさんや浅野さんに質問をしてちゃんと答えられなかったら指揮棒でお仕置する様はほんとに可笑しくて。爆笑でした。びゅんびゅん、最初に音を聞かせてビビらせたりね。お尻、すね、首もとと色んなところをお仕置してましたがマジ痛そうだった(笑)あと、王妃や国王の前で歌を披露する時も面白かったなぁ。ドナドナとかオフコースのさよならとかね。最後の曲では王妃も一緒にダッシュで階段を登りはじめたり、指揮棒でお仕置したりとチャーミングな姿も見られましたよ。
で、国王役にはわかぎゑふさん!王妃がめちゃめちゃでかいので、身長差がかなりある恋人でしたが、イスの上にのってチューを迫る姿とかはかわいらしかったですよ。嫌がられてましたけど。国王と王妃は倦怠期??
それから、森の孤児役に谷川未佳さん。時の男でも少年役がかなりはまってましたが、今回も秀逸でした。そして、王国のスキャンダルを追う記者役に私の大好きな役者・千田訓子さん♪約2年振りに拝見しましたが・・・めっちゃめちゃ痩せててキレイになってたぁ。やーん。ステキだわぁ。ちょっとふっくらしてるのも好きなんだけどね。それにしても、台詞回しや立ち振る舞いはすごかったなぁ。男役でしたが、女優魂を見せ付けられた気がします。やっぱり大好き。
で、お話はというと、ラインハルト皇太子はローザと結婚を心に決めているのだが、王妃や国王に反対されていると。王妃と国王に直談判に行くものの、なぜ結婚してはいけないのかそのはっきりとした理由は告げられず。納得がいかない様子。それをバーで出会った劇作家デュマに話す皇太子。彼らは次第に友人となり協力を誓い合う。そんな中、関節炎がどんどん進行していき、杖なしでは歩けない皇太子に王妃と国王は入院するように告げる。ローザをちゃんとかくまうという約束をし、入院を聞き入れることに。しかし、入院後、ローザの姿はどこにもなく。実際は森の中で孤児の少年たちにかくまわれて生活してるのだった。世間では、国王と王妃の間は冷めきっており、新しい世継ぎを生むべく、男爵夫人の女子校では国王の側室を養成しているのではという噂が出回りはじめる。ラインハルトの耳にもその噂が入り、男爵夫人と国王を訴えようと計画、デュマに承認になって欲しいとお願いする。そして、ラインハルトは全てを明らかにして欲しいと国王、王妃、男爵夫人の元へ。(この時扉の中に消えていく4人の姿が儚くも美しかったなぁ)全てを知ったラインハルトはデュマの前に現れることはなかった。友人だと思っていたラインハルトに裏切られたような気持ちになるデュマはフランスへ戻ろうと決意するするもどこ納得がいかない。そこでタブロイド記者とともに、真実を明らかにしようと試みることに。実は王妃の家系では男の子は生まれながら血友病にかかってしまうのだと。王妃は自分には世継ぎが生めないことも知っており、皇太子が国を継ぐこともできないとわかっていたのだ。だから側室養成の女学校を作ってまでも、世継ぎを残そうと考えていたのだった。そのことを知ったラインハルトは全てのことを受け入れ、デュマの元からも去ったのであった。そして次第に自分の病、血友病もひどくなっているラインハルト。ローザ姫から生まれる子どもが女の子であって欲しいと願うのだが、実際に産まれた子どもはは悲しくも男の子であった。その子どもを自らの手で傷をつけ、血友病であることが判明。産まれてきた息子とともに優しい王妃の胸元で息絶えるラインハルト。。。最後に王妃が子守唄を歌う(語る)姿が美しくも悲しかった。
最後は出演者全員が早替えしダンスを披露。女性人のドレッシーな姿はステキでしたわ。でも何よりびっくりしたのははっしゃんが金髪だったってこと!!ふふー。似合うけどちょっと違和感。終演後のサイン会は千田さんがいらっしゃったのでパンフ買おうか迷いましたが、今回は嘗め回すように(笑)お姿を拝見して会場を後にしました。
笑うところも満載でしたが、シリアスで悲しい場面も多々ありましたねぇ。すごく衣装も凝っていたし、セットも素晴らしかったし、役者さんたちも豪華でした。もう1回みたいなぁと思わされる舞台でしたね。東京・福岡公演もありますので、気になる方はぜひどうぞ。