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はてなダイアリーではナキムシジュリエットというブログでした

お城'08 命(LOVE)★19日昼・夜、20日昼公演。

☆4月19日(土)滝沢秀明:滝沢演舞城'08 命(LOVE):新橋演舞場:2階左
☆4月19日(土)滝沢秀明:滝沢演舞城'08 命(LOVE):新橋演舞場:1階14列
☆4月20日(日)滝沢秀明:滝沢演舞城'08 命(LOVE):新橋演舞場:1階20列
朝起きたら火災で電車が止まっているという衝撃の事実を父に知らされまして・・・凍った。いやな汗でましたよ。念のため関空での待ち合わせ時間を早くしておいてよかったです。何が起こるかわかんないよなーと。はぁ、いきなり出鼻くじかれた感じですが無事に東京へ。すぐさま会場に向かいました。入ってすぐお弁当購入♪19日と20日の昼公演は滝沢演舞城特製の“滝こみごはん弁当・和風”(1500円 )いただきました。洋風のメニュー内容が体育会系男子のお弁当みたいでビックリしましたよ(笑)物販は19日昼公演が終わってからステージフォトを吟味して、購入は夜公演の前にしました。パンフレット(2000円)ポストカード(600円)ステージフォト18枚(各500円)小風呂敷(800円)扇子(1500円)フォトアルバム(1500円)。パンフレットはハードカバーで製本されていてサイズもちょうどよいですよ。

第一部 滝沢流にほん昔ばな史
★オープニング 春の踊り〜いにしえ-Night&Day-
舞台上には紫の細い幕がたくさん垂れ下がっています。今までと同様、バイオリン少年後藤くんからスタート。次に登場したのがなんと牛若姿の御大!!!!!いきなり現れたのでびっくりしました。優雅に紫の垂れ幕の間をフライングしております。そして花道から藤間くんの日本舞踊、ふみきゅんが上手でダンスこのあたりは変わってませんでした。
オープニングは山車を使ったもの。このあたりの演出も変わってないと思います。特に私自身も気に入ってる部分なので今後も見たいかなぁ。今回もすごく華やかでしたよ。横開きの屏風のようになった山車には龍が描かれておりバックにも龍が舞っています。そして、屏風が2つに分かれ中から赤い衣装の滝ちゃん登場。飛び立つ時の手を真横にガッと広げるお姿が最高にかっこいい。そしていつもながら華麗なフライング。衣装は前回と同じものだと思います。ところどころゼブラの入ったやつ。私は赤い衣装担(笑)なのでうれしい限りですが、次回あたり新調してもらっても新鮮かな。フライング後は“いにしえ〜Night&Day〜”を歌い踊ります。キリっとした表情ですよ。2階席からのフライングも今までと同じでした。昼公演は2階だったので、フライングはよく見えましたよ。夜公演も下から眺められました。フライング前にどこかへ合図を送ってるのかな?左方を一瞬チラッと見てからフライングするお顔が勇ましくて素敵。地上に降りる時に、マントを離す瞬間とかも素敵。とにかく、どこを切り取っても華やかで素敵なんです。

★口上(ジャニーズ白虎隊紹介)
舞台後方から勢いよく白い布が舞台一面に引かれます。そして、ジャニーズ白虎隊が登場。ひとりずづキャッチフレーズ&自己紹介。ガヤさま笑いすぎですからー(笑)特に20日昼なんて肩震えてたZ(笑)ふみきゅんはいつもフケ顔のことをネタにしてるんだけど、『生田斗真くんが出演していた人気ドラマイケメンパラダイス。僕が出たらフケパラ、フケメンパラダイス。』って言ったもんだから次のガヤさまが肩震わして笑っちゃってるよ。引き出しの多さを見せ付けてくれるのはMADだねー(笑)みんな毎回変えてくるからね。すげーよ。19日夜の松崎くんは受けてたなー(笑)『L・O・V・E イノキ!元気ですかー!!』みたいなやつ〜すげー破壊力だったわ(笑)私たちの周りにMAD担の人多かったのかなーとにかくMADのところは爆笑がおこってました。一緒にガハガハ笑ってしまったたのしー20日の松崎くんはすべってましたけども(爆)でもすべっても全く表情ひとつ変えず動じないザキさんすげー(笑)でも反対にザキさんのダダすべりで次の福田くんが完全に飛んじゃった模様(笑)名前しか言ってなかったよ(笑)こっしーは『ねっしーよっしー僕こっしー』だったかな。かわゆい。たちゅみくんも『ほっぷすてっぷたつみんグー』ってやってたわ。ふふふふー。かわゆ。あと山亮さんがダンスあんまり好きじゃないみたいな暴露(ほんとか?)でもそんなのかんけーねーってやってました。あと北山くんは『年齢の関係で白虎隊に入れませんでした。論外、俺ナイスガイ』とか言ってましたわ。がや様は『白虎隊のDVD3枚買ってください。』かな。白虎隊のDVDネタでひねりもなく(笑)このコーナーは今回色々楽しめたかな。
一番最後に御大が花道のせりから登場。白の羽織姿でご挨拶。白い羽織だと滝ちゃんの白さがさらに引き立ってますね。隣の相方が『袖か手かわからんへん♪』とテンションあがってました(笑)

★シャボン玉パフォーマンス
その後はシャボン玉パフォーマンス。ジュニアたちがシャボン玉をやっているのをちょっと離れたところからみてる御大。『ちょっとやらせてよ♪』と声を掛けますが無視されたり、呼び捨てにされたり、しまいには“翼くん”って言われたり。座長が不当な扱いを受けてるんですが、それがまたかわええんだ。特に、20日昼には小6ジュニアに『学校で好きな子居るの?』って聞いたら逆に『タッキーは好きな子居るの?』って質問されてちょっと返答に窮してました(笑)ちゃんと『いるよ♪』って返してましたけどね。ふふ。かーわーゆー。あと、『しゃぼん玉やらせて』って後ろで手を組みながら言ってる姿にもだもだ。あと、自分で作ったシャボン玉をなぜか壊す滝ちゃんおもろ。かさの骨組みをつかったシャボン玉とかもキレイでした。『タッキーうまいね!』とジュニアにほめられて『練習したからな!』ってやり取りもあったかな。その後は下駄ップ!!!いやー、MADさんの下駄ップがすごい。めっちゃんこ楽しそうにやるんっすよ。とくにたつみくんの笑顔にきゅんだわ。最初スキップして出てくるってほんまですか?>相方。見逃したー。

★白虎隊
花道に現れる西軍の軍勢。バックの映像たちが格段とキレイになってましたよ。そして、自害の場面なんですが・・・LOVE城斬新演出その1・・・“詩吟ボーイ登場*1”。いやーすいません。もうごめん。ダメだった。私ダメだった。驚きとともに笑いをこらえられなかった。あの白虎隊の凄惨で悲しいシーンですよ。06年の城では思わず泣いてしまったシーンですよ。ともぶりコラ!ですよ。でもね、まさか詩吟ボーイが登場するとは思わなかった。自害していく白虎隊の間に一人佇み、まん丸なお目目でどこか遠くを見ながら詩吟を詠い上げるボーイに虜です。このシーンは彼ばっかり見てしまうから大変。しゃちょ、一体どこで見つけてきたのさ。詩吟の大会かどっかで見つけてきたのかな。すげーよね。それがまた小さいのに朗々と詠い上げるんですよ。たいしたもんですよ。で、20日昼に気づいたんですけど、詩吟ボーイが右手に包帯巻いてましたね。19日から巻いてたっけ?相方と2人して“ドッジボールで突き指したんだよきっと”と妄想が始まって大変でした。いやー、ほんとに斬新で大胆すぎる演出だと思います。心に刻みこまれましたよ。色んな意味で。お腹イタイ。これぞまさにジャニーズ舞台の醍醐味。ふふ。そうそう、隊長役にはいつものように滝さま。今回も薄い緑色の着物でした。前と一緒かな?介錯を求めるのはとっつーでした。最後は“無駄に若き命を捨ててはならん!”と刀を振り下ろして暗転。

★変面〜MASK
暗闇に浮かび上がる滝さまの白い顔は例年通り。舞台の中央から白い装束&かつらを被った御大がクレーンにのって登場。両脇にはふみきゅんととっつーが和太鼓を叩いてます。御大が客席前方まで出て変面を披露。これはほんとに分からない。不思議すぎる!!!黄色・青・金色・黒と変面していき、最後は滝ちゃんのお顔に。舞台に降りると衣装をはおり、最後にMASKを付けて、いつものMASKへ突入するんですが・・・LOVE城斬新演出その2・・・今回は冒頭部分は三味線の音色のみ!これまた新らしい感じでした。かなり静かシンプルではありますが、面白い演出だと思います。途中からはいつもの音楽になり、滝ちゃんはすぐダミーと交代。で、今回関心したのはこのダミー役のMASK!!かなり上手だったですよ。前回まではダミーに変わると明らかに滝ちゃんと違うなーってのが分かったんですが、今回は動きからMASKのさばきかた、日本傘や扇子を使った演出まで魅了させてもらいました。あれ誰がやってるんだろう?気になる気になる!!!3年とも同じ子なのかなぁ。だとしたらすごい成長だと思います。自信を持ってやってるんだなぁってのが伝わります。最後は滝沢さんと変わって、そこから蛍光のMASKを使った演出に。これは新しいものですね。MASKがたくさん並んでるのは気持ちわるいですが、クロスを作って動かしてみたりのパフォーマンスありでした。最後はMASKがたくさん着ついた長くて重い(多分)棒を滝ちゃんがぐるぐるとまわパフォーマンス。力入れてるマジ顔もえ。

★星のしずく
今回のお城での収穫の1つといえば、この劇中歌のタイトルが判明したこと!!“星のしずく”ってんだね!!そういや、“空に舞うは星のしずく〜”って言ってるもんなぁ。今回もノースリ衣装で。幸せいっぱいです。黒のベスト&赤と黒のダメージタンク、白パンツでした。カクカクッとした振りとかは変わらずですよね。激しく力強く踊る様に魅了されます。大好きコーナー。バックのMADさん&きすまいえびしさんたちも赤衣装でいい♪

★安珍清姫物語
このシーンはパワーアップして、物語の説明(辰巳くん、福田くん)なんかもあって、より分かりやすい仕上がりに。不気味で気持ち悪いのは相変わらずです。清姫フライングは安珍と一緒に。安珍役は江田くんでした。清姫さんの衣装も変わらずかしらー。

★滝の白糸
サントラ出してー。滝の白糸のバックの曲好きです。清らかでありながらもどこか憂いを秘めたような表情でやる水芸は秀逸。滝ちゃんの美しさに浸る演目でございます。

★滝沢歌舞伎・白塗り
花道奈落からとっつーがシュノーケルをつけて登場(白糸からの流れ)。そして、滝沢歌舞伎についての説明があります。台詞回し上手いね。そうしていると、舞台上に鏡台が出てきて、上半身裸のたきざーさん登場。いやはや、もうなんか震えたね。すごい演出だよね。舞台上で白塗りですよ。前髪をすべてアップしたたきざーさんがめんこすぎる。ちょっと幼い頃の滝ちゃんを彷彿させてくれます。そしてベース?として何かを顔に塗りたくってます。念入りにお肌にすり込む姿が愛しい!!!!そして刷毛で白く塗っていき、パフでパンパン♪小指が立ってるのがめったんこキュート。口の周りをパタパタするときは、お口を大きく開けてパタパタ。もうジタバタするよこっちが。もだもだ。頬紅を入れる時も手早くクルクルっとブラシにつける手つきがかわゆい。目じり入れる紅も小指でつけててかわゆい。さっきからかわゆいしか言ってないな・・・。口紅を入れるときはかなり慎重にゆっくりと見せてくれました。小さく書くのが難しいそうですが、手馴れたもんでした。いやー、ここは特に楽しみにしていた演出なので想像以上のものを見せていただけ感激です。かつら下を頭につけるところもありましたよ。その後もMADの出番の後ろで延々と化粧をする滝ちゃんの姿がうっすらと見えます。頑張って双眼鏡でガン見してもうっすらとしか見えませんでした。お化粧してる滝ちゃんにとっつーが話かけるって演出もなかなか愉快です。周りではたきざーさん作の“WITH LOVE”をオレンジの衣装を着た子たちが歌い踊ります。

★滝沢歌舞伎・弁天娘女男白波
昨年の“白波五人男”がパワーアップしてました。WITH LOVEを踊っていた娘さんたちが、呉服屋“濱松屋”へ。番頭さんが松崎くん(似合いすぎ)お店で働いているのが福田くんと辰巳くん(このコンビが激かわ)そして、若旦那にこっしー(かーわーいーいー)。いやー、ちょう楽しませてもらいましたこの演目。もうどこ見たらいいかわかんないの。まんべんなくかわゆいし楽しいから!!特に福田辰巳コンビがもう!2人してもう!じゃれ合っててもう!かわゆすぎるー!!2人揃ってはてな?って顔してる時とか、娘さんが万引きしたことに気づき、娘の額を板でガツンとした後の辰巳くんのオドオド演技とか、娘たちが実は男だったって分かった時に辰巳くんが目薬を両目にさすとことか、毎回違うアドリブを入れてくるので楽しすぎ。松崎くんの指差して『おまえもかー』も最高変で楽しい。全員での『おまえもかー』もだもだ。最後に幕が閉まるときも『あーれー』とクルクルまわる福田辰巳コンビ、音楽に合わせて変な動きするザキさん・・・はぁ。もうお腹いっぱいで言うことなし!!娘さんは、大我くんと山亮さんがキュートすぎた。ってか、初めてみた19日昼公演では、ジュニアって分からなかったの。純粋に女の子だと思ってたの。それくらい、キレイな女形に変身してました。前回同様、最後はひとりずつ啖呵をきるシーンありです。

★滝沢歌舞伎・鷺娘
幕に、女形の衣装を身にまとったたきざーさんが舞台へと移動する映像が流れます。これいるかな?花道せりから御大登場。生で滝沢版鷺娘を見られる喜びったらない。衣装は今までと変わらずでしょうか。指先まで神経をつかって、女らしさを表現しているのがよく伝わってきました。雪ちゃんでもやっていたイナバウワーのようにのけぞる場面もあり。やっぱり、ちゃんと白塗りして舞踊る様は美しいです。本格歌舞伎に挑戦!って胸張っていえるくらいのレヴェルでした。やっぱり御大ってばすげーなぁと。三味線と詩吟ぼーいが舞台上手で演奏。2人ともすごいお上手です。

★滝沢歌舞伎・櫓のお七
黒子さんが衣装の早替えを。赤い縞の入ったお着物。最後は真っ赤な着物へと変わっていくのですが、赤衣装担としてはもう悲鳴を上げそうなほど悶えました。頭につけた赤い紐も素敵です。私は歌舞伎の3演目の中でこのお七が一番気に入りました。冒頭のスピード感ある黒子さんとの絡み、人形振りっていうのですね。肩車ならぬ腰車?するお七とか、横向きぶ担がれるお七とか、床に膝立ててるところの動きとか面白い。櫓での滝ちゃんの動きも女の燃え上がるような思いが出ていて、すばらしかったです。特に櫓の上で風が吹いてくるシーン。風になびく着物や髪が美しすぎました。そして櫓から赤い布がバーッと垂れ下がるところもよかったです。これはもう1回見たいなぁ。というか本物の歌舞伎で櫓のお七を見てみたくなりました。

★滝沢歌舞伎・執着獅子
最初は扇を持って踊っておりました。頭にも扇が載ってますよー。最後は赤い髪毛をぐるんぐるん回します。両脇にジュニアが白い髪を回していました。回すのってかなり大変そうだなー頭くらくらしないかなーと思いつつ。華やかでお見事な滝沢歌舞伎でした。

★忠臣蔵
舞台上手にふみきゅん。忠臣蔵の説明をしています。かつぜつよいなー。安心感ありますね。吉良上野介役は北山くん。浅野内匠頭はとっつー。切腹シーンあり。切腹の後、バックの映像を写している板が倒れてきて、大石内蔵助が登場!!ひょえぇー。度肝抜かれた。あれどう考えても怖いよなぁ・・・でもその後に桜吹雪が舞い上がるところがなんとも素敵な光景で、好きなんですけど。これはやっぱり2階より1階席の方が楽しめるなぁと思いましたね。去年と同様、戸板を使った演出あり。固唾をのんでばっかりでした。今回は花道でも戸板を蹴って、後ろの戸板に飛び乗る演出がありました。千秋楽までお怪我されませんよう・・・。滝ちゃんの殺陣はもうさすがというか、堂に入ったもんですよ。今回は上下とも黒の着物&はかま姿でした。上半身裸になるシーンはなかったですけどもね。最後の吉良とのシーンでは、斬った瞬間にライトがぴカーンと光る演出あり。それから、またもややってしまいました・・・LOVE城斬新演出その3・・・命綱無しの5mダイブ・・・怖すぎるって!!!あれ必要か???滝ちゃんが言ってたびっくりするような演出ってこのことかな?吉良を追い掛け回しながら高台からダイブすんだって。もうヒヤヒヤして身体固まりましたよ。硬直。バンジーがなくなってホッとしたらこれですよ。滝ちゃんどこまで身体はるんだー!!>やっぱシャチョの意向が強いのかなー?

★五条大橋 義経と弁慶
第一部の最後は義経と弁慶の出会いを。語りは三郎が行い、牛若と弁慶が出会うシーンを簡潔にやっておりました。最後、橋の上での牛若の凛々しいお顔が目に焼きついておりますよ。

〜幕間(30分)〜

第二部 義経丸秘秘話
今回私的に素敵♪と思ったのは頼朝さまでした。声の出し方、どっしりとした佇まい、風貌、同じ滝沢さんでも義経さまの時とは違う趣があって、すごく魅了されたのですよ。今回は頼朝の描き方にこだわっているみたいなことを言っていましたが、その通りな印象でした。主従は前回同様、弁慶はがや様。がや様はほんっと噛まないよね、というか、今回のお城の面子では噛むのって御大くらいだよね(笑)みんなほんとかつぜついい。がや様はちょっち早口になるときがありますが、それでもスラスラ言えちゃってるもんなぁ。三郎はとっつーでございました。頑張ってる感はあり、3回見るうちで愛着も少しわいてきましたが、前回の風間三郎に思い入れが強いので、そのフィルターが拭い去れなかったのも正直なところ。奔放で明るい三郎の良さは出ていたと思います。
滝ちゃんは今回も義朝、頼朝、義経の3役をこなしてました。入れ替わりとかが見事ですよ。途中、滝沢マスクをつけている頼朝様がいましたが、遠目にはわからないですもん。最初2階席から見てたときは、頼朝さまが舞台に居るのに、花道から義経様でてきたよーどういうことだよーと頭混乱しました。それくらい、なかなか精巧に作られた滝沢マスクでした。公家と鎌倉については、2体の人形をライトアップさせ、そのしたでMADが語るというような趣向。MADは語り部のような役が多かったですが、これまた力のこもった語りで、とてもすばらしいものでした。やっぱりいろんな舞台で経験してるだけあるなーと感心しました。
心和むシーンは、マシュマロシーンかな。三郎が盗んできた団子(マシュマロ)を御大が舞台下手で食べたり、客席に配ったり、袋ごとあげたりしてる姿。かわゆいです。三郎に盗んできたものだと告げられると、『食べてない』と言って、お客さんに責任転嫁するところとかも面白かったです。三郎がお客さんから袋を返してもらおうとするんですが、19日昼のお客さんは、滝ちゃんに返すと辞さない感じで笑けました。あとは、どちらが第一の家来かって三郎と弁慶が言い合うシーン。最後にはもみあいになって、『俺の方が背が高いんだ』『男は身長が命だ』とか言うもんだから、殿がショックで凍りつくってシーンもあり(笑)お決まりだけどとっても楽しいんですよ。その後ガヤ弁慶が『男は器の大きさです!』って弁明してて殿に『たまには言いこというな』って言われてましたよ(笑)あと、ガヤさまが、三郎に突っ込むシーンがあって、そこでクルクルっと華麗にターンしてつっこんだり、セレナーデのステッキみたいに槍を動かしてつっこんだりしてました。それを真似する殿がいちいちかわゆかったです。あと、前回もありましたが、影絵のシーンね。今回は三郎と殿がゴリラを作って、ガヤ弁慶にパンチを入れるなんてものも。あとは、一息つきなさいと言って殿が急須でガヤ弁慶の作った湯飲みにお茶を入れてました。急須をやってみろといきなり言われたガヤ弁慶はかなり困ってましたよ(笑)三郎は上手に出来てました。それからは、兄頼朝と夢を語り合った日々について、影絵で表現。野でかけまわるウサギ、それを食べてしまう狼、この影絵はすばらしかったです。三郎と殿のコンビネーションがすごい。とくに舌なめずりをする狼は2人の息が合わないと到底できないものだと思います。最後は平和な世の中になってほしいという願いをこめて3匹の鳩が飛び立ちます。これは滝ちゃんが仰向けになって、影絵を作ってました。
平和な影絵シーンから一転、頼朝の手先に襲われる3人。ここで三郎が怪我をしたんだっけ?転びまわる三郎に、『大丈夫です、元気そうです』みたいに殿に報告するガヤ弁慶。けっきょくは、『私のせいですまない』と三郎に謝る義経様。主従を大切にする思いが垣間見れるシーン。すぐに兵をと馬を集めるように言う殿。地上戦なら馬は要らないのではという弁慶に、兄頼朝と戦う気持ちはないこと、平泉に向かうことを告げるます。どうしても合点がいかない弁慶。しかし殿は『これくらいのこと耐えなくてどうする。』と。この台詞はいつも胸に響きます。平家との戦いでたくさんの血を見てきた殿は、もうこれ以上戦はしたくないという気持ちを伝えるのでした。そして『兄上がこの首を欲しいというのなら、差し出そう』と。はぁーこの台詞も泣ける。どこまで一途なんだ殿・・・。
安宅の関のシーンが今回もあるとは思いませんでした。今回はふみきゅんが水色も着物で。いやー・・・なんかこのシーン、間がありすぎると思うんですが。そういう演出なんだろうけど、一瞬台詞飛んだのかな?とか変な心配してしまうよ。見せ所として、ゆっくりやってるんでしょうけど、もうちょっとサクッいってもいいのでは?このシーンについては、終演後周りの方々も同じような感想を抱いてるようでした。ふみきゅんが悪いんじゃない、演出の問題ですね。花道で弁慶が殿に殴ったことを謝るシーン。『礼を言うのはこちらの方だ弁慶。お前のおかげ、夢の続きが見れそうだ』っていうとこ、ここも好きでございます。主従愛は前回ほど、強く感じられなかったんですが、ジワジワと回を重ねるこごとに感じられたような気がします。
平泉も頼朝の軍勢が押し寄せてきます。三郎に刀を渡す時の殿が白装束に。この姿も最高に麗しいですよ。弁慶『この場は弁慶と三郎に任せてください』と。そしてバラバラになって戦います。最後の描き方も前回とは違っておりました。三郎は殿からもらった刀を手に必死に戦います。最後に武士になれたという思いを抱きながら・・・そしてとどめはなぜかおなごにされてしまうという。。。こういうことがあったんでしょうか。けっきょくそのおなごも頼朝の軍勢に殺されてしまい、『おなごは関係ないだろう』という三郎の怒鳴り声が響きます。そして花道の上で最後の時を迎えるのでした・・・。三郎がなくなった後に、義経さまがライトアップされ、その悲痛なお顔が・・・。
弁慶の『殿なくしては我らの夢はなしえません』という言葉もしみたなぁ。弁慶も果敢に立ち向かっていくのです、最後に軍勢に囲まれ刺されたあとの『殿には指一本ふれさせねー』と槍で敵を払うシーン。弁慶の振り絞るような声がすごく胸に響きました。そして『義経様ー』と叫び弁慶も息絶えてしまいます。弁慶に襲い掛かる軍勢(MADやアクションの方々)の表情がかなりすごかったです。迫真の演技でしたよ。弁慶は前回は立ったまま息絶えたんですが、今回は転がっていました。弁慶が息絶えたあと、兄に語りかけるシーン・・・『兄上、これでよかったんでしょうか、2人で語り合った亡き父上の夢をお忘れになったでしょうか・・・』この台詞もしみた。この後、義経様がどんな思いで戦の場に出て行ったのか・・・戦っているのか、きっと、こんな戦はしたくなかったはず・・・それを考えると胸が痛み涙がこぼれてきました。最後は雨の中・・・頼朝の軍勢と戦うシーン。鞍馬の水シーンがなくなっていたので、今回は水なし?と思ったら、ちゃんとありました。そして、血のりまでが・・・、これは正直驚きました。血で真っ赤に染まっていく義経様の衣・・・途中、上半身を出すところはほんとにぞくぞくしました。そして、雨の中、髪の毛を振り乱し戦う姿・・・生々しかった。本当の戦ってこれくらい生々しいものなのかと。血で真っ赤に染まるのは衣だけではなく、手もそして顔も・・・そして、最後に自分の首へ手をかけるのでした・・・キランという小さな音・・・空からは血の雨、そして、刀が手から落ち息絶える義経さま・・・そして頼朝の『義経、牛若、赦してくれ・・・』という言葉で幕が閉じました。その頼朝さまの声が義経の声のように優しい感じでしたよ。
★WITH LOVE
すぐさま幕があがりそこにいたのは・・・・顔だけ血のりを拭いた御大の姿。手にはマイク・・・びっくりしました。ここです、LOVE城斬新演出その4。いやー、びっくりしました。まさか、そのお姿で『今日はご来場くださいありがとうございました』って挨拶するんですよ。そして、このお城へ込めたメッセージなんかを話してくれるんです。すごい演出だなぁと。滝『今回ははじめて、テーマをつけました。3回目となると、慣れてきてしまう部分もあり、タイトルをつけることで、気を引き締めてやろうという気持ちがでてくると思いつけました。最後は悲しく切ないシーンで終わりましたが、今回のテーマである命というものの、儚さ、もろさ、そして大切さを感じていただけたらなと思います。そして、WITH LOVEという曲をつくりました。ジュニアのみんな、スタッフ、そして見に来てくださっている皆さんと過ごすこの時間が、自分の命になればという思いでこの曲をつくりました。この歌詞には書ききれないくらいたくさんの伝えたいとがあります。。。。では最後にこの曲を聞いてください。その前に、メンバーを紹介します。』といって滝ちゃんの声で周り舞台にいるメンバーの紹介がありました。滝ちゃんは一旦はけたんですが、19日昼公演の時は花道&下手が全然見えない席だったんで、てっきり滝ちゃんが舞台端でメンバー紹介して、その後、血だらけのまま歌うのか?????と不安な気持ちなったんですよ。まさかね。そこまではしないよね。メンバー紹介のあと、滝ちゃんが壇上に出てきました。赤い衣装!!!赤い衣装担わきゃわきゃ♪もちろん、まだぬれたままの髪の毛(ぺったんこ)でセンターわけ。お化粧もしてなくて(きっと)まさに生身の滝ちゃんの姿だなぁと考えると、これほど愛しいものはないなと思えてきました。そしてWITH LOVE・・・めちゃめちゃいい曲なんだよ。歌詞の一つ一つが心にしみて、ウルウルきていました。実直な言葉で滝ちゃんらしいメッセージソングだなぁと思います。ちょっとうろ覚えですが・・・
“かけがえのない時間を共に生き いつも心は繋がってる 
たとえ遠く離れていようとも 忘れないよこの想い WITH LOVE・・・”
間違ってたらすいません。でもすごく胸にしみました。2コーラス目のサビは“ありがとうって言えるね目の前の 君に伝えたくて”みたいな歌詞があって、手話もつくんですよ。そして全員で歌うという演出。いたく感動しました。滝ちゃんの手の動きがやわらかくて暖かいんだぁ。滝ちゃんの愛がこもった1曲だと思います。リリースされる日が来るといいなぁ。というかサントラこーい。
最後に三方向へ丁寧な礼をする滝ちゃん。その堂々としつつも、謙虚な座長の姿にまたもや尊敬。“今年もすばらしい舞台をありがとう”そんな気持ちを胸に、スタンディングオベーションの拍手を送り続けましたよ。千秋楽まで滝ちゃんは『駆け抜けます』って言ってましたね。皆さん怪我などありませんよう。心から応援してます。

*1:上記の小6ジュニア