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はてなダイアリーではナキムシジュリエットというブログでした

古明地くんを・・・

素晴らしい嘘
ここ2日、睡眠のお供にしております。だからか、今日は“素晴らしい嘘”という曲がずっと頭の中を駆け巡ってた。“君の孤独に手が届くまで 僕は歌うよ・・・”と歌い上げる、彼の魅力ってなんでしょう。
前にあるところで古明地くんのスレッドを立ち上げる時、“こんな時代だからこそ彼の音楽が必要です。孤高のシンガーソングライター古明地洋哉”ってtomobrickは書いた。特に昨年末出た『孤独の音楽』というアルバムは、今の時代に対する嘆きや悲しみを訴える彼の姿が見える作品である。でも彼はそういう時代の中であっても、しっかり自分を見据え、強く立っているんだというメッセージが実直に伝わってくるのだ。だから、こんな時代だからこそ、彼の音楽が必要なんだとtomobrickは思った。
孤独の音楽
彼の音楽を初めて聴いた時、心が震えた。彼のつくるサウンドは低温で冷たい。シンセサイザーやストリングスやバイオリンといった音色が実に効果的に使われている。それとは対照的に、彼の声はとてものびやかで、暖かいのだ。そして彼の詩は、真っ直ぐで、『これを今あなたに伝えたいんです。』そういうメッセージがひしひしと伝わってくる。嘘や飾り立てるようなキレイごとは彼の詩には存在していないと思う。その誠実さも心惹かれる要因の1つだ。また、アートワークにもかなりこだわっていると思う。彼の音楽を視覚で伝える大きな役割を果たしている。
以前読んだ彼の言葉に、シンガーソングライターの定義が書いてあった。『個人としての声を、自分の言葉とメロディで発する人』まさに、彼の音楽はそのものである。誰にも真似できない、彼でなくては歌えない、伝わってこない、彼が歌うからこそ命が吹き込まれて意味をなす音楽がそこにはあるのだ。そう思わせてくれる貴重なアーティストの1人だと思う。彼がフェイバリットSSWとして挙げているのが佐野元春山口洋というあたりも、あぁなるほどと思わせてくれる。両アーティストとの共演も果たしている彼。もうすぐ、彼の新譜『夜の冒険者』がtomobrickの耳にも届けられる新譜で、両アーティストから受けた刺激が現れているんだろうか?
夜の冒険者
今を生きる古明地洋哉の“証”としての音楽。楽しみでならない。特にtomobrickは彼のつくるワルツ調の曲が好きなので、そこのところも楽しみである。
全ての人が必要とする音楽かと言われればそうではないだろう。でも必要としている人がきっと居るはず。そしてその人に届くことを切に願ってる。

明日からBARKSにて古明地洋哉の新譜『夜の冒険者』のリリースカウントダウン企画が始まる。セルフライナーノーツ、オリジナルのイラスト、日替わりで各曲の試聴も行なわれるようだ。興味のある方どうぞ。
http://www.barks.jp/artist/?id=52003035